前世では本気出してた

現世で本気が出せないブログです

ダサい。

 
ダサいです私。ほんとダサい。
ださ・い 2(形)- 粋なところがなく野暮ったいことを俗にいう語。「—・い服」「—・い話」 ~ 大辞林 第三版より

なので「粋と艶プロジェクト」なんて立ち上げてみたわけですが、それもこれもダサいから。よしんばこのプロジェクトが成功して粋と艶を手に入れたところでダサいから脱却できるかどうかはわからない。

 

空気読めないのが私の標準仕様だと思ってるんですけど、その仕様はいい意味でも悪い意味でも作用している気がするので、表面上はうまくいってるように見えても実はその裏で周りに迷惑をかけたり一部てザワザワさせてしまったりする的な、ああダサい。

 

さらに言うとダサいってもう死語のような気もするので、そのことに気づかずダサいダサい言っている私はもうホントにダサい。

 

マサイ族のダンス[アンボセリ国立公園]

マサイ族のダンス[アンボセリ国立公園]

 

どうにかならんもんかなあと思いつつ、まあどうにもならんのだろうなあと思いながら下谷の山崎町を出まして,あれから上野の山下へ出て,三枚橋から上野広小路へ出まして,御成街道から五軒町へ出て…ってえのは落語「黄金餅」の一節なわけですが、私が「粋と艶」を感じた最初の人って三代目古今亭志ん朝なんです。

 

古今亭志ん朝 - Wikipedia 

 

落語名人会(21) 古今亭志ん朝(13) 「黄金餅」「大工調べ」

落語名人会(21) 古今亭志ん朝(13) 「黄金餅」「大工調べ」

 

オヤジが志ん朝の落語聴いてたので、聴き始めたらもうハマッちゃって。ガツンときすぎて他の噺家さんは一切聴いてないです。

 

完全に食わず嫌いですけど。他の噺家さんのを聴きたくないというよりは志ん朝でもうお腹いっぱいという感じ。

 

ちゃきちゃきっとした口調、女性キャラをやらせたときのなんともいえない艶っぽさとかね。

 

私が彼の落語を聴き始めた時にはもう彼は空の上の高座に上がってしまっていたわけですが、なんとなくうちのオヤジには志ん朝っぽさがあるのかなあと思ったり。

 

そんなオヤジに私はだんだん似始めた気がしています。「ひ」が「し」になったり「す」が「つ」になったり。そこしだり行ってまっつぐね、的な。

 

志ん朝-オヤジ-私という構図が成立するのであれば、今はダサいけどいつか「粋と艶」を手に入れるときはやがて来るのかしら?

 

とりあえず男きもの着付け講座頑張ってきます。